Saturday, October 27, 2012

感謝のことば


関係者のみなさまへのお礼

ここまで本当に長い道のりでしたが、しっかり工事をして下さった職人のみなさん、監督の渡辺さんと平川さん、どうもありがとうございました(あともう一踏ん張りよろしくお願いします!)。
ついつい問題点ばかり指摘することになってしまいがちですが全体的な印象としては、とても丁寧な仕事ですばらしい出来になっていると感じました。

そして誰よりも長い間、我々家族の複雑な要求に真摯に応えて下さったオープンヴィジョンの田中さん、本当にお世話になりました。最高の建築に仕上がったと思います。

その他にも設備設計の方々、構造設計の方々、照明の窪田さん、そしてメーカーの方々やアドバイスを下さったみなさまにもこの場を借りて(?)お礼を申し上げたいと思います。

引き渡し

朝7時頃に現場の前を通ると、職人さんが仕事をしてTH-1のお二人が養生材を撤去していました。

いやはや最後の最後までご苦労様という気持ちと、まだ終わっていないんだという驚きとを同時に感じました。それにしても最後の2週間くらいは本当に間に合うのかハラハラして、特に最後の2,3日は引越を延期することまで考えていたのですが、なんとか間に合わせてもらえてほっとしました。


10時から引き渡しの予定だったのですが、少し早めに現場に行くと父と母もすでに来ていてました。
中では田中さんとTH-1のお二人と社長さんが慌ただしく準備をしている様子だったので、用意が調うまで外回りを見て回りました。


予定よりも少し遅れて3階で引き渡し。
TH-1社長の朝倉さんから「工事完成引渡書」というものと請求書を受け取り、登記と保険のことについて説明を受けました。
家屋調査士と司法書士(?)の役割の両方を一緒に引き受けてくれる事務所と、火災保険、地震保険を扱っている保険会社の人を紹介してもらうことになりました。

続けて、渡辺さんから残工事リストをもらい説明を受けました。これがなかなかのくせもの。
リストは33項目。既に見て回って気づいていてリストに載っていないこともあり、まだまだ先があるのだと思うと気が抜けません。
こちらで気づいた箇所を片っ端からリストに加えて貰わなくては。本当はこのくらい出来上がった状態で施主検査をさせて貰えたら良かったのにと思ってしまいます。


田中さんからは、「工事監理報告書」と「シックハウス対策工事監理報告書」、そして残りの設計料の請求書などを受け取りました。

最後に建物の中を回って、それぞれの業者の方に電気、設備機器類、輻射冷暖房、エレベーターの取り扱い説明を受けました。一通り聞いたものの、色々と説明を受けているとだんだん頭の中がゴチャゴチャになってきて、最後は使い始めればそのうち慣れてくるだろうと開き直ってしまいました。住み始めてしばらくは試行錯誤になりそうです。

取説を聞くために建物の中を巡っている最中に気づいた未完了の工事については田中さんに伝え、田中さんがメモを取りつつ渡辺さんに伝えて下さいました。明日以降に不具合などを見つけたら、なるべく早く他の残工事をやっている最中に是正してもらわねばならないので、じっくりと見て回る必要がありそうです。

見て回っている最中に輻射冷暖房設備の試運転をしていて、暖房が入れられていましたが、これが予想以上に快適そうです。鉄筋コンクリートの建物はできてから1年はなかなか暖まらず寒いという話を聞いていたので不安に思っていたのですが、これならこの冬も割と快適に過ごせるかもしれません。

予定していたよりも時間がかかってしまい、取説が終わったら1時頃になっていました。

Friday, October 26, 2012

いくつか間に合わないこと

田中さんから昼過ぎに電話があり、明日の引き渡しまでに間に合わないと判明したことがいくつかあるとの報告を受けました。

地下1階のトイレ。これは以前使用していたものの再利用なのですが、解体の際に部品が紛失したらしく、メーカーから取り寄せなくてはならず、それが来週にならないと納品されないのだそうです。1Fにもトイレはあるので、しばらくはそちらを使用すればなんとかしのげるのでまあ許容範囲です。

3階のキッチンカウンター。やはり最後まで判断を遅らせてしまったのが響き、人造大理石のカウンターが間に合わなかったとのこと。でも3階のキッチンは来週末まで使用する予定はないので、これもセーフ。明日のオープンハウスの時は何か代わりに板を置いておいてくれるそうです。

キッチン脇の冷蔵庫や電子レンジを収納する棚の製作も遅れているとのこと。これに伴いこの収納に取り付ける予定のエアコンの工事も遅れるとか。こういうことは玉突きのように遅れていくのですね。

あと、ワンコ用スペースを作り付け家具の中に作ってもらっているのですが、その扉が間に合わないとか。これも引越までに間に合えば特に問題なし。

カウントダウン 残り1日

ついに今日いっぱいで工事の期限です。

朝7時前に現場の前を通ると昨日田中さんが指摘したエントランス階段の一番下の段のはつりがほぼ完了していました。
アプローチのコンクリートも打設が終わっています。


夕方に現場を覗いてみると階段のはつり工事は終わったようでした。
近づかないと分かりませんが、遠目からはまるではじめからこのように打設したかのように階段が補修されています。
アプローチのコンクリートが階段手前で終わってしまっているのははつり工事をするためなのでしょうか?これから打設するのかな?
門柱のタッチアップも完了していてセパ穴が跡形も無くなっています。



Thursday, October 25, 2012

朝昼夜

朝7時。

大きなコンテナのような物が現場の前に置かれて、廃材を回収していました。
そしてついに仮設トイレがなくなっています。


現場の前に停められた職人さん達の車。9台が列をなしていました。


夜、アプローチの部分にモルタルが敷かれています。
何時頃まで工事は続くのでしょうか。


最後の色々

あと2日ですがまだ決めることが残っています。

鋳物の製品を指定したのにグレーチングが載せてあったエントランス前の枡。田中さんが気づいて指摘すると、コンクリートの枡のサイズが少し小さくて鋳物製品の蓋が載らないのでサイズがぴったりのグレーチングを選びましたとの説明。エントランス周りで割と目に付く場所なので嫌だなと思っていたら田中さんがすかさず、ではコンクリートの枡を削りましょうと提案し、色々話し合っていたのですが、提案通り削って貰えることになりました。


2階子世帯の洗面所。あれっと思いよく見たら、指定した製品とは違う洗面台が取り付けられています。これは子供室前に使う予定の洗面台。すぐに取り替えてもらうことになりました。せっかくのきれいなタイルに跡とか残らないのかな。


今日の懸案事項だったのは子供室の冷暖房パネルの足下と頂部を隠す幕板をどうするかです。
元々作り付けのベッドと同じシナ合板で幕板を製作してもらうことになっていたのですが、幕板を壁に取付けるのが難しいとの話が浮上して、既製品を使った方が良いのではないかという提案を受けたのです。で、実物を見てみると樹脂製でのっぺりとしていて微妙なベージュ色。白い壁面とも、シナのベッドとも合わない存在感。メーカーの人の説明だと性能的には結露も起こさずお墨付きだということなのですが...やっぱり質感に納得が行かず、無理を言ってシナで作ってもらうことにしました。パネル設置後になるので入居後の工事になってしまうらしいのですが。


エントランスの前の階段。ずっと一番下の段だけコンクリートを打っておらず、最後に打設されて型枠が外されたのですが、見てみると他の段と同様に壁からの片持ち構造になるはずのところが半分ぐらい地面までベタッとくっついています。ありゃりゃ、なんでこんなことに。早速田中さんが渡辺さんに相談すると、配筋は間違っていなかったので、余計な部分には鉄筋が入っておらず無筋コンクリートなので、筏って撤去可能だとのこと。そうしてもらうことになりました。いやはや目を光らせていないととんでもないことが起こってしまうのだなとビックリしました。手直しのできることで良かった。


カウントダウン 残り2日

完了検査に立ち会い、職人さん達が外で待っている間に現場を見て回りました。

エントランスポーチと階段にモルタルが敷かれて平らになっていました。そして職人さんがおそらく最終タッチアップをしているのだと思います。バーナーであぶったり、砥石で削ったりしていました。あぶるのはなんのためなんだろう?早く乾燥させるため?


3階のデッキが完成しています。床面が上がって相対的に腰壁が低くなると、囲われた感じが減り、テラスが少し広くなったように感じられます。手すりの設置はまだ。


テラス用の照明が取り付けられています。


早速作業台として使われているのは3階の中央に置かれる予定の可動キャビネット。側面の引き出しや扉は全てオーク突き板なのですが、天板のみタモ集成材で木目の感じがだいぶ異なるのでじゃっかん違和感があります。オイルを塗れば多少はなじむのでしょうが。


キッチンのシンクが置いてあります。ステンレスの製作物。キッチンカウンターの奥行きに合わせているので、シンクも変わったプロポーションになっています。


以前の月ビルで使用していたエアコンを再利用します。以前は黒い壁面に取り付けていたので、前面のパネルを黒く塗装していたのですが、今度は白い背景に設置されるのでちょっとパンダみたいになってしまいそうで残念な感じです。


キッチン上部の照明器具。ちょっと外部照明のようにも見えます。コロンとしていてなかなか可愛らしい。


今日まで全く輪郭の見えなかった3階のキッチンですが、次々とキャビネットが運び込まれて来ました。家具工事は大半が工場で行われているので進行具合が見えず、急に姿を現したような感じがします。


腰壁の端部に取り付けられたスイッチと調光器。突き板ってこんなに綺麗に貼れるものなのですね。腰壁がソリッドな木の塊のように見えます。


手すりが取り付けられるのを待っています。先日の打合せではコンクリートビスで壁面に取り付けるという話だったのですが、今日見てみるとアンカーを打ってありました。この方が丈夫そうで安心感があります。


子世帯の玄関へ通じる階段と右は親世帯のリビングへ入る扉です。欄間にはアクリルの引き戸が入る予定です。


門柱を裏から見たところ。水やりやワンコの足を洗うのに使う立水栓が門柱の中に仕込まれています。月のマークを裏から照らす照明器具も見えます。


地下の階段とその下の洗面台です。まだビルトインの洗濯乾燥機は設置されていませんでした。天気が悪いと地下はやはり少し薄暗いですね。


3階のフローリングと腰壁の取り合い。端部に細い目地棒が埋め込まれています。何もなしというわけにはいかないのですね。


テラスでは棚板にオスモのオイルペイントを塗っています。棚板は工場で作られてくるのですが、塗装は現場施工なのですね。色味を確認するため?それとも現場で調節する必要のある建具類の塗装をする人と同じ人が塗装を行うことになっているからでしょうか。


2階の子供室前のホールの床に開けられた覗き穴。何とも不思議な感じです。この穴の大きさについて構造設計の方にどのくらいの寸法まで可能なのか相談したのが遠い昔のようで、実現してこのような形になったのを見ると、どこまで自分が想像できていたのか心許ない限りです。


子供室の照明器具。白い壁に白い器具でしっくりとなじんでいます。


キッチンの組み立てが始まりました。手前にあるのは、納品が間に合わないかも知れないと言われていたアメリカ製の換気扇です。間に合って良かった。明後日までにキッチンが完成するというスケジュールもあながち無理ではないように思えてきました。


子世帯寝室のベッドそばの照明器具。アルテミデ。照明デザイナーの窪田さんお勧めの照明器具です。ブルーグレーの壁面にマッチしているように思います。こうなると、スイッチプレートが樹脂製なのがちょっと違和感があります。まだ1歳の息子がベッドに登って、この照明器具を壊すのではないか、今から心配でなりません。


2階、子世帯玄関の収納家具が設置されていました。床のリノリウムも敷かれています。リノリウムは淡いグレーでコンクリートのような色合いです。
収納家具の大半はシナで仕上がっているのですが、天板のみがゴム集成材です。シナのおとなしい木目に対して少し色味が強すぎたかな。素材感とか色味というのはなかなか事前に想像するのが難しいと感じます。ココとココは同じ素材で揃えよう、とルールを決めて作ってもらっても必ずしも調和の取れた組み合わせになるとは限らないのだと思います。


門柱の月のマークの下にあるセパ穴は埋めてもらうことになりました。


完了検査

今日は国際確認検査センターの人が来て完了検査をします。

検査に必要な資料の確認と整理をして検査官の到着を待ちます。
手前の資料はシックハウス関連で使用している建材、接着剤などの写真。


検査官の方はベテランというか割と高齢の方で、淡々とチェックしていきます。
工事が終わっていなくて確認のできない箇所については来週の始めに写真を送付することで対応してくれるそうです。
検査を行っている最中は職人さん達が皆外へ出て暇そうに検査が終わるのを待っていました。
検査官の方の質問に渡辺さんや田中さんが答えています。


3階から順に回って下りてきて、外回りをチェックしています。
中間検査の時もそうでしたが、割と敷地境界線との関係などを細かくチェックするのですね。
今回は道路拡幅による立て替えなので前面道路の位置などもチェックポイントのようでした。


Wednesday, October 24, 2012

引き込み工事?

妻が昼間に撮ってくれた写真から。

電気の引き込み工事でしょうか?高所作業車が2台停まっています。
前面道路がカオスに。


門柱のコンクリートが朝に比べてだいぶ乾いて白っぽくなってきました。
そして壁面とポーチに手すりが取り付けられています。


カウントダウン 残り3日

27日の午前中に引き渡しの予定なのであと残り3日。

朝早くに現場の前を通ると、職人さんたちの車がずらっと路駐をしていました。近隣のみなさんご迷惑をおかけしてすみません...前面道路の拡幅事業のため道路際の敷地が空き地だらけになっていてとても助かります。


早くも門柱の型枠が外されていました。
腕のように突き出している部分はあと3週間ほど下の支保工による支持が必要だそうです。
月のマークがきれいにくりぬかれています。


現場にいる田中さんから電話があり、子供室の冷暖房パネルの配管を隠すための幕板を大工さんに作ってもらうのではなく、樹脂製の既製品を使ってはどうかと相談。素材感と色味が今ひとつになりそうな気もしたのですが、専用に作られた製品だけあって大工工事で無理をして取り付けるよりも安心感があるというのも事実なので、悩んだあげく既製品を使うことにしました。
田中さんも連日の現場通い。電話の後ろからは工事の音が聞こえてくるし、ラストスパートをしている雰囲気がひしひしと伝わってきます。